5 2008-12-31-Wed 23:19

⑤敏→薫

何にだって底ってのはあるからさ、落ちるとこまで落ちたらもう下はないんだぜ？

悩んで悩んで落ちて、それが俺だから。
悩んで悩みすぎて、何に悩んでるかもわかんなくなった。
飽きたんだよな、もう。

薫くんは俺と少し似てるね、
そう言ったとき薫くんは苦笑してたっけ。
結構悩んでハマるタイプだろ？俺ほどじゃないにしてもさ。
見てるとわかんだよな、似てるから。

ねえこっち向いて薫くん、
なあ、こっち向けよ。

俺は薫くんに救われたんだ。
あのときから、薫くんは特別な存在なんだよ。
薫くんにとっては何でもないことだったかもしれない。
だけど俺には大きな意味があって、
大きな大きな意味があって、
天秤になんか掛けようないんだ。

好きだと言うことを、俺はもう躊躇わないから。
だから薫くん、


「俺にすれば？」


拒絶されても痛くない？
――バカ、痛ぇに決まってんだろ。

代わりにされても辛くない？
――もちろん辛い。

痛くても辛くても、進むって決めたら戻れないから。
だから俺は自分を追いこんで、前に進んでいくんだ。


（道はここにしかない）


「好きだよ薫くん」






敏→薫ひさびさ？
やっぱすげぇ好きだ。笑
というわけで一方通行でした！